2021年9月18日土曜日

2021年8月のSSU(KB5005260)について

 現在、恐らく一番多く利用されているエンドユーザー向けWindows10 のバージョンである、2004, 20H2, そして21H1 ですが、こちらの累積更新プログラムを適用するために必要なサービススタック更新プログラムについての備忘録になります。

まず、6月、7月の累積更新プログラムについてですが、こちらは5月の累積の更新プログラムが前提条件となっています。

2021 年 6 月 8 日 — KB5003637 (OS ビルド 19041.1052、19042.1052、および 19043.1052) (microsoft.com)

2021 年 7 月 13 日 — KB5004237 (OS ビルド 19041.1110、19042.1110、および 19043.1110) (microsoft.com)

抜粋:
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最新の累積的な更新プログラムをインストールする前に、2021 年 5 月 11 日の更新プログラム(KB5003173)をインストールします。
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しかしながら、今までは最新のSSU が適用されていれば、最新の累積更新プログラムは適用ができていました。

2021 年 5 月 11 日 — KB5003173 (OS ビルド 19041.985、19042.985、および 19043.985) (microsoft.com)

抜粋:
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この LCU をインストールする前に、最後のスタンドアロン SSU (KB4598481) をインストールしてください。
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しかし、5月の累積更新プログラムに同梱されているSSU がないと、6月、7月の累積更新プログラムが適用できなくなってしまったため、6、7月の累積を適用したい場合は、5月の累積の適用がMUST となってしまいました。

しかしながら、運用の手法として、置き換えられた更新プログラムは、WSUS サーバーにて拒否済みにし、しっかりメンテナンスしている環境である場合、6月の累積が5月の累積を置き換えるので、5月の累積が拒否済みとなり、6月の前提条件の5月が適用されない状況となってしまうことが発生しているようです。

つまり、6月、7月の累積を適用したい場合は、5月や6月の置き換えられる累積更新プログラムを拒否済みにせず、配信し続ける必要があります。

ただ、こちらの事象は、8月の最新のサービススタック更新プログラム(KB5005260)を適用することで、すべて解決できます。

現時点でのベストプラクティスは、8月のSSU を適用して最新の累積更新プログラムを適用することです。

SSU:
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KB5005260: Windows 10 Version 2004、20H2、および 21H1 のサービス スタック更新プログラム: 2021 年 8 月 11 日 (microsoft.com)
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累積更新プログラム:
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2021 年 8 月 10 日 — KB5005033 (OS ビルド 19041.1165、19042.1165、および 19043.1165) (microsoft.com)


2021 年 9 月 14 日 — KB5005565 (OS ビルド 19041.1237、19042.1237、および 19043.1237) (microsoft.com)
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8月のSSU を適用することで、6月、7月の累積更新プログラムも適用が可能となりますが、最新の累積更新プログラムではないため、やはり、最新の累積更新プログラムを適用していく方が運用としては望ましいと思います。

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