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2025年7月20日日曜日

XSERVER で SSL 化に失敗

状況としては、まず Wordpress の簡単インストール完了後、下記の画面から SSL 設定を有効にしようとしたら、以下のエラー。
AWS の Route53 でドメインを取得していたので、以下のように NS レコードを XSERVER のものに変更する。


1日経てば、証明書発行も成功すると思ったら、まだエラー。 

色々探したが、とりあえず下記のサイトで NS レコードが反映されているか確認。



あれ、意外と反映されていない。。。
Route53 をよくよく確認すると、以下の赤枠のところが規定で2日(172800)になっていた。
ここを 60 秒に変更して、しばらく待つことに。

しっかり更新されました。

この後証明書を再度 XSERVER から実施して無事成功しました。



2021年5月1日土曜日

AWS のWorkMail で受信ができずにハマった話

 AWS のサービスである、WorkMail を利用したいと思い、セットアップをしました。

セットアップ自体はとても簡単で、Route53 でドメイン取得しておけば、MX レコードとかを自動で追加してくれるし、DKIM も勝手に設定してくれるので、これからメールサーバーを導入される小規模事業を始める方にはとてもオススメです。

こちらのサービスを導入しようとセットアップしたところ、メールの送信はすぐにできたのですが、メールの受信ができずに困りました。

gmail からメールを送信しても、MAILER-DAMON からメールが送れませんとのメールが迷惑メールボックスに届きます。

ほとんどの人はこのような事象には遭遇しないようで、同様の事象が発生している人も、WorkMail で作成したUser を一度Disable にしてからEnable にすると治った、という投稿もありましたが、そんなにうまくは行きません。

調査を進めたところ原因は、過去に作成したメール受信のルールセットの優先順位が、今回作成したWorkMail のルールよりも上に存在していたことにより、このルールセットが邪魔してメール受信ができていませんでした。

事象解消のための具体的な手順としては、Amazon SES のコンソールを開き、下記のEmail Receiving > Rule Sets から、View Active Rule を開きます。


具体的な原因は、下記のRule name のm-8 から始まる名前のものが他のルールよりも下にあるので、これを一番上の状態(下記の画像の状態)にします。


やり方は、対象のRule name をクリックして、編集画面を開いたら、下記の画像にある通り、Enabled になっていることを確認して、Run after rule で<Beginning> を選択してSave Rule ボタンを押して設定を保存することで、m-8 のRule の優先順位が一番高くなるので、この状態に修正すればメールが受信できるようになります。


この事象は、過去にメール受信の設定を自分で組んでいた場合に発生するため、新規にAWS を利用したり、過去にAmazon SES を利用したことがない人であれば遭遇しない事象となります。
最初は、Amazon SES がsandbox の状態だったので、これをproduction access にしなければいけないのかとも思ったのですが(Amazon の公式資料に、そのようなことを想像させる一文がGetting started receiving email の項にある)、公開情報を見ると、すべて送信時の制約しか記載が無いため、恐らく違うなと考えていました。




以外と半日ハマってしましましたので、皆様はハマらないように参考にしていただけると幸いです。