2022年1月23日日曜日

Windows Server 2012R2 からWindows Server 2016、2019 へのインプレースアップグレードとWSUS の移行について

Windows Server 上でWSUS サーバー以外の機能を追加して運用している場合、そちらの機能を継続して運用するために、Windows Server のアップグレードが必要になる可能性があります。


その場合、WSUS の役割が追加されている場合、WSUS サーバーをインプレースアップグレードできるかどうかに焦点が当たることとなります。


結論としましては、インプレースアップグレードする場合は、WSUS の役割を一旦削除してからインプレースアップグレードを実施し、アップグレード後に再度WSUS の役割を追加することをお勧めします。

私が調べたところ、WSUS の役割を入れたままでインプレースアップグレードをすると、管理コンソールが開かなかったり、再度インストールしても、IIS にある「WSUS の管理」という項目が残っていると、インストール直後の後処理に失敗するとのことであったため、改めて新規にWSUS をセットアップしてデータベースを移行する方が、設定抜けに気づかないといったことがないと思いますので、おすすめです。


では、どのようにしてWSUS の移行を実行するかというと、WSUS のデータベースをでタッチ後、バックアップして、インプレースアップグレードしたら、WSUS のデータベースをリストアするという流れになります。

具体的な手順は2012R2 での移行手順となっていますが、下記のURL の2.3, 2.4 を参考に実施すれば移行可能と思いますので、困った場合は下記を参照してみてください。


2.3. WSUS データベースをバックアップする
2.4. WSUS データベースのバックアップを移行先サーバーで復元する

WSUS 3.0 SP2 から Windows Server 2012 R2 WSUS への移行手順 その 1 (WID -> WID の場合) | Microsoft Docs

WSUS 3.0 SP2 から Windows Server 2012 R2 WSUS への移行手順 その 2 (SQL -> SQL の場合) | Microsoft Docs


 

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